アキヤマ倶楽部

くだらない雑記

ハンバーガーゲーム

パズドラとか、モンストとか、ツムツムとか流行ってますね。

私も、ドラクエとか、ファイナルファンタジーとか、メタルギアソリッドとかゲーム好きなわけです。

いつも、3DSだの、PS3だのを巧妙に操ってます。

 

でも、ここにきて、今どハマリしているゲームがあります。

 

ハンバーガー作るゲームにどハマリしています。

「いかに素早く間違えずにお客様にハンバーガーを提供するか」というゲームですよ。ご存知?

ポテトとか、ジュースとかもあって、ポテト揚げてる間にハンバーガーを作って、ジュースはいくつかストックしておいて・・・みたいに結構頭を使うゲームなんです。

 

これが結構難しい。

ハンバーガーをお客様にサーブする簡単なお仕事のはずなのに。求人にはそう、書いてあったのに!

最初「バンズ・肉・バンズ」だったハンバーガーも、「バンズ・レタス・肉・トマト・ベーコン・卵・肉・レタス・バンズ」みたくなって、お値段100円のバーガーから400円くらいのバーガーになっていく。バーガー作りにマゴマゴしていると、ポテトが焦げる。ポテト揚げ直しているうちに、ジュースが在庫切れでまた作り直す。みたいにしていたら、お客様の顔が、どんどん真っ赤になっていく。

焦ってバーガーの具を間違えてたら、ついに「シーット!(くそっ!)」みたいな声を発して帰っていった。お、お、お、お客様―!!!お待ちください!お客様―!!

 

大切なお客様を失ってしまった気持ちをいつまでも引きずっているわけにもいかない。

まだまだ、お客様をお待たせしているのだ。

 

でも、どうにもならなくなった。どうしても、お客様を怒らせてしまう。

ポテトが揚がるのが遅いのだ。ジュースが出来上がるのが遅いのだ。

私は、いとも容易く課金した。

世間では、パズドラのガチャでレアキャラを引くために課金するようだが、私は、お客様の笑顔を守るために、投資するのだ。そう、これは課金じゃない、投資。

 

ポテトの機械と、ジュースの機械が新しくなった。

心なしか、ポテトとジュースの見た目も豪華になった。

私は、お客様の笑顔を守り抜き、高得点を叩きだすようになった。

 

気が付いたら、五千円くらい課金してた・・・。

 

そこで、夫が仕事から帰宅した。夜の9時。

「今日のご飯、なーにー?」という能天気な声が玄関の方から聞こえる。

 

ご飯なんて、作ってない。ハンバーガーは作ってたけど。架空の。

え、ってか、もうそんな時間?

リビングにいる私に逃げ場は無かった。

 

「え、何してんの?」

夫が、リビングのソファでだらしなく寝そべって、iphoneを握りしめている私を凄い目で見ていた。

汚いものでも見るような蔑んだ目。

ほんと、もう、すんません。

 

「ねぇ、何してたの?」

「ハンバーガー・・・作ってた」

「え、どこにあんの?」

「ゲームの・・・中」

 夫の目がもう、ね、ほんと。すんません。

 

私、ツムツムくらい詰みました。まさに、詰む詰む。

 

その日は、ラーメンを食べに行きました。

ラーメン屋しか空いてなかった。

 

まだ、課金した事は話していません。